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Vol.2
2019.4.1

憧れの天窓!でも、
デメリットがあるって本当?

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天井面から光が差し込む天窓は、室内が明るくなったり、風通しが良くなったりと、生活を快適にしてくれるだけでなく、空を身近に感じながら生活できる情緒的な魅力などメリットがたくさん! なのですが…
「天窓をつけたいけど、なんだかデメリットもあるみたいだし大丈夫かな…」そんな漠然とした不安をお持ちの方もいると思います。
そこで今回は、デメリットとして語られることがある天窓のいくつかの懸念要素とその解消方法についてご紹介します!

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天窓のデメリット?その1:「雨漏り」の懸念

天窓のデメリットとしてもっとも多く上げられるのが、「雨漏りするんじゃないの…?」という不安です。

イメージ 天窓は、屋根の一部を開いて設置する施工方法なので、どうしても雨漏りのリスクというデメリットがあるように思われてしまいますが、「天窓をつけるなら、雨漏りは覚悟しないといけない…!」なんて、悲しいですよね。せっかく憧れの天窓をつけるのですから、その心配は限りなくゼロにしたいところです。
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今(2019年3月現在)、日本で販売されている住宅用の天窓はべルックスとLIXILの2社になりますが(YKK AP、三協立山はベルックス製天窓を販売しています)、両社とも40年近く製品の改良を行っていますので、最新の天窓は防水性能が非常に高い構造になっています。

イメージ べルックスの場合、大型の風洞実験装置で台風や豪雨、梅雨を再現して実証実験を重ね、防水対策を施した「日本専用仕様」とも言える特別なトリプル防水構造で製品を作っています。 (べルックスの防水対策について詳しくはべルックス製品の防水性能ページをご覧ください。) イメージ

元々は海外で好まれていた天窓ですが、日本の特殊な気候にも対応する形で進化していて、さらに、両社には万が一の時のための保証も付いているので、「製品」面での品質は安心できますね!

あと、忘れてはいけないのは「施工」面です。製品自体の防水性能と合わせて、設置時の適切な工事もとても大切です!
天窓を取り付ける勾配や防水方法など、施工上のガイドラインを守れば、雨漏りのリスクを最小限に減らすことができます。(詳しくはVol.9『天窓の雨漏りリスクを減らすために、知っておきたいこと』をご覧ください)

天窓のデメリット?その2:「暑さ」の懸念

天窓は、室内が明るくなるのが大きな魅力のひとつ!なのですが、
一方で、「それだけ熱が入ってきて、室内が暑くなりやすい」と懸念されることもあります。特に夏場は日差しをダイレクトに受けるので暑くなりすぎてしまうデメリットがあるのでは…?そんな心配の声もあるようです。

でも、心配ご無用!
最新の天窓はガラスの性能も高くなっていて、もちろん暑さ対策も施されています。遮熱性に優れたガラスを使ってあるタイプを選べば、室内に過度に熱が侵入することはありません。

暑さのデメリットを解消するペアガラス べルックスでは100%に近いUVカット率と日射熱を約7割カットする特殊なガラスを使用しています。
さらに、2枚のガラスの間に熱の伝導を抑えるアルゴンガス層を設けたLow-E複層ガラスになっているので、夏は冷房効果を高め、冬は室内の暖気を外部に逃がしにくいといった効果も期待できるのです!
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眩しさのデメリットを解消するブラインド 眩しさを抑えたい場合や、直射光が床や壁に当たるのを防ぎたい場合は、ブラインドをつけて入ってくる光を調整するのもおすすめです。ブラインドを下ろしながら窓を開閉できるタイプもあるので、日差しを遮りつつ、部屋にこもった熱の排出もできて、夏も安心して快適に過ごせそうですね! イメージ

天窓のデメリット?その3:「メンテナンス」

「家を建てたあと、天窓は放置していて大丈夫なの?自分でメンテナンスできるのかな…?」
具体的に検討を進めると、そのような不安も出てくると思いますが、どうしたらようのでしょうか?

まず気になるのが掃除の方法ですよね。なにせ天窓は手が届かない所にありますから、自分で行うのは危険が伴いそうです…。
ガラスの表面に付着した汚れは雨に流され、製品によっては汚れの溜まりやすい下方が室内から見えないように設計されているので、こまめに掃除を行わなくても実はさほど気になりません。

イメージ ただ、外側がどうなっているか分からないので、定期的に様子を見たいところです。そんな時は、メーカーのアフターメンテナンスサービスを活用しましょう。
ベルックスの場合、保証期間の10年目、20年目に有償の安心点検を依頼できます。点検自体は有償ですが、受けるとさらに保証期間が延長されるので、より長く安心して使っていくことができるのでおすすめです。
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耐久性も気になるところですね。
べルックスの天窓でも、25年を超えるとガラス以外のパーツがなくなり、メンテナンスが難しくなるため、25年が耐久性の目安になります。ただ、反対に言えば、25年は普通にメンテナンスできるということです。

不安なのは台風などの際に飛散物がガラス部分にぶつかった時など不測の事態の安全面でしょう。万が一を考慮して、強化ガラスを採用した窓にしておけば、何かが飛んできても割れにくいので安心です。もしくは、網入りガラスや合わせガラスなら、たとえガラスが割れたりヒビが入ったとしても、室内に割れたガラスが散乱するといった事態は避けられるので、天窓を選ぶ際には念のためガラスの仕様もしっかりチェックしておくことが大切です。

防犯のデメリットの不安を解消する強化ガラス イメージ

懸念点のまとめ

「天窓には、デメリットがある…」というようなことを聞いてしまうと、いたずらに不安がつのってしまいますよね。でも、冷静に製品の性能を把握してしっかりとした工事店に依頼すればなんの心配もありません。「天窓がある生活って素敵そうだな」と感じた気持ちを、ぜひ大切にして欲しいと思います。
こちらの記事では、代表的なメリットもご紹介していますので、設置をじっくり検討してみてはいかがでしょうか。

以下のリンクでは、天窓(トップライト)や関連製品に関する、よくある質問と回答が紹介されていますので、活用してみてくださいね。
【FAQ よくある質問】